ゴミ屋敷の片付け費用の計算方法とサービス内容とは

最終更新日 2024年5月8日 by negiba

1,ゴミ屋敷の原因について

家の中に大量のごみが溜まる「ゴミ屋敷」の原因は忙しくて掃除をする時間がないようなものから、収集癖やその他の精神的な問題生じるケースまでさまざまです。
「ゴミ屋敷」の住民は統計的に女性が約6割を占めていて、孤独による収集癖や買い物依存症などでモノを捨てることができない場合が多いようです。

家の中にゴミやその他の物品が溢れてしまうと単に生活空間が狭くなってしまうだけでなく、悪臭・火災・害虫被害のリスクが高くなってしまいます。
家の中で快適かつ健康的に過ごすためには、不要な物品を廃棄して清掃を行う必要があります。

ゴミ屋敷の片付けと清掃をするケースとしては本人・家族・遺族などが行うか、行政が業者に委託する場合があります。
物が多い場合には、個人でも業者に依頼して片付けとゴミの処分を行うことができます。

チェックポイント
単に掃除を怠って汚れている程度であれば普通の清掃サービスを利用することができますが、足の踏み場もないぐらいにゴミが溜まってしまった場合には特殊清掃業者に依頼をしなければなりません。

地域ごとに異なりますが、大抵は特殊清掃を行う会社が数社程度あります。
片付けや清掃を依頼する際は、複数の会社で見積もりを出してもらってから選ぶことになります。
ゴミ屋敷片付け福岡のアークサービスさんもおすすめです。

2,ゴミ屋敷の清掃作業の費用の算出方法

ゴミ屋敷の清掃作業の費用の算出方法ですが、ゴミの処分費用・片付けや清掃を行う人員の人件費・ゴミの運搬に使用する車両費用の3つです。
ゴミの処分費用ですが、体積をもとに1立方メートルあたりの費用から計算をします。

当然のことですが、ゴミの量が多いほど処分費用が高額になります。
これに加えて大型の粗大ごみを搬出する経路や方法によっても料金が加算されることがあります。

通常の生活ゴミに加えて家具や家電製品などの粗大ゴミが含まれている場合には、余分の費用がかかるからです。

室内から玄関の外に搬入したり、マンションから敷地外に移動する際の経路が制限されるような場合も余分に費用がかかることがあります。

生活ゴミが中心であったとしても、腐敗・悪臭・害虫などが生じている場合には処分費用が加算されるケースがあります。
不用品を整理して搬出する際に、換金が可能なブランド品や貴金属・生活家電などが出て来るケースも少なくありません。

これらの物品も処分する場合には買取サービスを利用して“収入”にすることができるので、費用を抑えることができます。
金属製の家電製品やOA機器・AV機器なども買取サービスを利用すれば換金することができる場合があります。

一部の特殊清掃業者は買取サービスも実施しているので、買い物依存症で大量のブランド品を購入して溜めたような場合には換金ができるような物品が含まれている場合には買取に応じてくれる会社を利用した方が良いでしょう。
ゴミの処分費用はケースバイケースなので、実際に現場で会社の担当者に見てもらわないと分かりません。

3,人件費について

人件費は、ゴミの搬出や清掃の作業量によって決まります。
ゴミの搬出の際にエレベーターが使用できないようなケースであれば多くの人員が必要になるので、余分に費用が加算されます。

家屋の特殊清掃作業に必要な人員の目安は1人用の1Kであれば1人で、1LDKであれば2人です。
部屋が1つ増えるごと作業員の人数が1人ずつ増えて、3LDKであれば4人となります。

 作業員1人あたり1日あたり4~6万円の人件費がかかるので、3LDKの家であれば25万円前後となります。  人件費は作業員の人数以外にも、その地域の物価水準によって変わります。

作業員はゴミ屋敷以外にも通常の清掃作業や運搬・引越などの作業などにも従事しているので、依頼する時期によっても1人あたりの人件費に違いがあります。

ゴミの搬出に使用する車両(トラック)は、運搬する量や処分場までの距離によって費用が変わります。
トラックの大きさ(大型・小型トラック)や使用台数、距離や往復の回数によって料金が決まります。
運転免許制度の改正により近年は大型トラックはドライバーが不足しているので、車両費が高くなる傾向が見られます。

特殊清掃業者にゴミの搬出や処分を依頼する場合、不用品の片付けまでが基本サービスとなるケースが多いです。
汚れた室内の清掃作業は別料金になることがほとんどなので、ゴミを運び出した後のことも考慮する必要があります。

費用を安く抑えたい場合には、清掃作業は自分で行うことができます。
孤独死で時間が経過していると室内が著しく汚染されていて感染症の恐れがあるようなケースであれば、清掃作業も依頼する必要があります。

個人でゴミ屋敷の片付けと清掃を依頼する際に女性の作業員だけを派遣したり、アフターサービスを実施しているケースがあります。
アフターサービスでは定期的に再発を防止するためのアドバイスや、カウンセリングなどが実施されます。

女性が一人暮らしをしている世帯や掃除や整理整頓ができないという場合には、女性向けの清掃サービスを利用することができます。

You May Also Like

More From Author