芸能界の人が活躍する理由

最終更新日 2024年5月8日 by negiba

芸能人と会社員の働き方の違い

最近はますます芸能界の人が活躍していると感じている人も多いのではないでしょうか。

矢口さんのような芸能人はテレビだけで活躍するだけではなく、起業してビジネスを起こすような人も出てきていますし、多方面で活躍するようになっているのが特徴的です。

これには理由があります、一つには出来る事は何でもするからという事と、自分を縛らないということがあります。

そして、その背景として雇用された安定した仕事ではないということがあるといえるでしょう。

まず、出来る事は何でもするということですが、これはビジネスに限らず当たり前のことのように思うかもしれません。

仕事であればどんな仕事でもすべきだろうと考える人が多いかもしれませんが、ほとんどの人がこれが出来ないようになっているのが、今の社会だったりします。

例えば雇用されていると就業時間内しか働いてはいけないわけで、修業時間外に働こうものなら、評価が意味なく下がるということまであります。

当然、仕事内容も決められたことしか出来ません。

何かいいことを思いついても、それが自分の仕事の範囲を超えるものとなると、会社内で発言すらできないのが実情といってもいいでしょう。

これだけ自分の権利を侵されながら働くというのが雇用されて働く時の条件なのです。

それでいて最近は成果主義という意味不明なシステムが導入されて、成果によって報酬が決まるという建前になっています。

ですが、本当に成果によって報酬が決まるのであれば、部下を評価するようなシステムは要らないわけで、評価を上司や経営者がするという時点ですでにこの成果報酬が名ばかりのものであることが分かります。

芸能界こそが成果主義

ですが、矢口さんのような芸能人になると雇用されているわけではありませんから、自分の腕一つですべきことは全てやって成果を出していくことが求められることになります。

当然厳しい競争に勝つ必要がありますから、毎日相当なプレッシャーと闘うことにもなるわけです。

そうした中で磨かれた芸ですから、面白くて当然ということになるのかもしれません。

若手がなかなか出てこられないのも当然ということになるかもしれません。

人に認められるということはとても大変なことです。

それを見ず知らずの世間から認められる必要があるわけですから、芸能人の苦労というのは推し量ることが出来ないものがあると考えてもいいかもしれません。

企業で雇用されている人には想像できる範囲外かもしれません。

ですが、最近はこの雇用というシステムも安心出来ないという事が白日のものとなってきていますから、企業で働くような人の中にもこうした厳しい芸能界に飛び込んでいく人も出てきています。

昔は会社を辞めて芸能界入りするという人がいたのですが、最近は雇用されて働きながら芸能活動をするという人も出てきて、何でもありのような状況になってきているといってもいいかもしれません。

これは企業が見せかけの成果主義を採用しはじめた影響ということになるのかもしれません。

本当に成果主義であるなら、就業時間外に社員が何をしようが関係ないわけで、それが芸能活動であっても何も問題はないわけです。

これまででも、不思議な例外はあって土日に家業の農業を手伝うのはいいけれども、副業をするのは駄目という意味不明なシステムがあったりもしました。

就業時間外でも個人のプライバシーに関与できるというのがこれまでの企業の常識だったわけです。

ですが、それが認められるのは終身雇用という会社に絶対的な信頼できるシステムがあった時の話であって、終身雇用を止めて成果主義にしておいて、就業時間外まで個人の事に関与してくるという今の会社のシステムは既に破綻するしかない状況になっていると考えていいでしょう。

芸能人はモラルが必要です

成果主義というのは今の芸能界のようなシステムの事をいいます。

芸能人は上に評価されるわけではなく、世間に評価されることで報酬を獲得できるようになっています。

ですからひたすら自分を磨いて芸を磨いて輝くわけです。

上司にへつらわないで、自分の力で出来る事は全てするので強いともいえるでしょう。

上司というものがいないということがありますが、先輩後輩という上下関係はあります。

そこは礼儀としてちゃんと先輩を立てる人が世間からも認められるようになっています。

これは、人としてのモラルだからです。

矢口さんのような芸能人で輝いて見える人はこうしたことが出来る人でもあります。

単に面白いことが出来る人が世間から評価されるというものではありません。

一部の人から評価されるということは、誰でもあることですが、世間の大多数から評価されるということになると、これはモラルもしっかりとしていて、人間的なところもしっかりとしていないと良い評価はもらえません。

芸能人と政治家と比較してみると、この人間的なところが違うということを感じる人も多いでしょう。

芸能人は世間の評価がそのまま自分の報酬につながりますが、政治家は世間の評価が直接自分の報酬とは関係ないので、人間的にちょっとという人が多い事になるのかもしれません。

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