最終更新日 2024年4月4日 by negiba
日本人女性の一生というのは、子供時代を思い切り両親や祖父母に甘やかされて、勉強はそこそこでいいので、高卒でも問題なく、しばらく家事手伝いをして20代前半でお嫁に行き、子供を産み育てて、旦那さんの給料で生活をするというのが、昭和の時代の一般的な意識でした。
東京の人であったら、女性でも短大や大学への進学はあったかもしれませんが、地方の田舎暮らしで、しかも実家は農業の家庭では、女性が大学に行く家などはほとんどなく、10代でもお嫁に行くという、今では考えられないような時代があったのです。
母は農家もしましたが、父が割と良いお金を稼いでくるので、結婚してから企業等では働いたことはありません。
それどころか、パートもアルバイトもする必要がなく、旦那さんの世話をやいては、農業をする生活です。
両親も高卒ですし、祖父母に関しては学歴はほとんどなかったようです。
現代を生きる若い世代のほとんどは、大学進学は当たり前ですし、今の時代に大学も卒業していないことは、かなり生きていく上で肩身の狭い思いをすることになります。
高卒と大卒ではもはや給与が全く異なりますし、やはり学歴で人の目は全く違います。
むかしお年寄りに言われたのは、女の子は早く結婚をして子供を産むのが、1番幸せなのという言葉でした。
まだ20歳と若かった私は、その言葉にとてつもない違和感を感じていたのです。
何故か結婚に対して前向きにはなれなかったですし、だからと言って結婚をしないと決めたわけでもありません。
日本に生きていて若い頃から感じていたのは、日本人は女性の年齢に相当シビアということです。
若い頃はまだ情報がなく、ネットもありませんでしたので、日本の古い考え方しか知りませんでした。
でも情報が着々と手に入りやすくなってきて、多くの書籍に触れるようになってから、日本は海外とは随分と考え方が違うことに気がついたのです。
ヨーロッパでは女性を年齢で差別することはなく、むしろ40代以上の女性は男性から持てるというのには驚きました。
年齢を重ねることでどんどん知性を輝かせて、心も広く知識と心も温かい、そして美しい海外の大人女性たちは、本当に男性たちから持てるのだといいます。
パリの女性たちは日本の、なんでも年齢に縛り付けることを、とても不思議に思うのだそうです。
この年齢なのにまだ結婚をしないのとか、年齢的に無理があるとか、差別的な発言に違和感を覚える人が多いです。
しかし子供の頃から、女性への年齢差別の中で成長をした私たちは、それが普通なのだと思っていました。
しかし女性の若い時代は、あっという間に過ぎてしまいます。
日本人女性が成人してから、もはや数年でお年寄り扱いをするこの国に、変だなと感じていたのは、この国が島国であって、外との交流も乏しかったことなども原因だと分かってきたのです。
ただ愚かなことにこの国では、そうした年齢による差別がひどく、日本人男性は年齢が高くなるごとに、女性に対して汚い言葉で罵る者ですから、女性たちはくだらない知恵を身につけてしまったのです。
20歳を過ぎた女性であっても、首をかしげて甘えた声を出し、かわいいをアピールするという悲しい方法です。
やっている本人たちも情けないですが、そうさせてしまったのは日本における、女性への年齢の差別的なことが関わっているかです。
そして厳しい経済状況になった現代では、女性も社会で働かなくてはならない時代です。
はっきりってこのビジネスの社会は、男性が生きやすいように作られた男性社会です。
女性が入り込んでいくのは、完全なるアウェイでしかありません。
女性はビジネスを、成長段階で学ぶことはなく、協調性などばかり学び、親も周りも男の子は叱っても、若い女の子には甘かったものですから、世の中に出てビジネスシーンでうまくやっていくには、かなり大変なことです。
さらに学歴がない女性ともなると、社会は本当に冷たくなりますし、年齢も20代前半をすぎれば、もはやビジネスの中ではかなり厳しくなってきます。
高学歴もなく年齢も高くなった女性たちが、そこから給料が上がることはまずありません。
男性たちは30代や40代からが脂がのって稼ぎ時ですが、その年齢で女性が社会で活躍をして高収入を得るのは、もはや無理な話なのです。
だから出かけたのが、マンションの不動産投資セミナーでした。
同じくらいの年代の女性が多かったですが、明らかに相当年齢が高そうな女性もいて、みんなお金がないんだなと感じながらもセミナーに参加していました。
すごくパワフルな講師であり、その人の投資のヒストリーを聞いていたら、一つマンションを購入して貸出してみようかなという気持ちになってきました。
なんとなく参加した不動産投資セミナーでしたが、セミナー開催終了後には申し込みをして、その講師の話を信じて初めての不動産投資をスタートしたのです。