世界の貧困問題に目を向けよう

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最終更新日 2024年4月4日 by negiba

特に問題なく日常を過ごせている人にとっては、貧困問題は遠い存在かもしれません。
自分は頑張って今の生活を手に入れているのだから、貧しいのは自己責任だろう、と考えている方もいるでしょう。
しかし、自己責任だけでは片付けられない問題が多くあります。
個人の力ではどうしようもないことがあるのです。

国内の問題について見ていく

まずは国内の問題についてみていくとよいです。
自分の努力とは別に、どうしようもない理由で仕事を失ってしまう方も多くいます。
働く気はあるのに働く場がない方も多いです。
機械化が進むことで、単純作業などが亡くなってきていることも一因といえるでしょう。
とにかく頑張れば稼げる場が少なくなっているのです。
職に就くまでに教育をどれだけ受けてきたか、高い能力を持っているかがポイントとなってしまいます。
育った環境が貧しければ、十分な教育を受けることができずに仕事に就くことができなくなるのです。
これは自分だけでは解決が難しい問題といえます。

日本ユニセフを通じて厳しい環境で暮らす子供たちを支援

教育の機会が均等になるように考える必要がある

アフリカの学校

まずは教育の機会が均等になるように、様々な方法を考えていかなければなりません。
学費の無償化や奨学金制度なども多くありますが、やはりまだまだ十分ではない部分もあります。
安心して子供たちが教育を受けていくことができるようにするため、さらに取り組みを進めていく必要があるでしょう。
また、大人になっていても、子供の時貧しかったために進学をあきらめた方などが学びなおせる機会を作り出すことも大切になります。
また、現実的な問題として生きることが難しい場面もあります。

今日食べるものがないという方も少なくない

今日食べるものがない、という方も少なくないのです。
生活保護などの制度もありますが、受けるにあたって条件があり、それに当てはまらなかったり、周囲の目を気にして受けることができないでいる方などです。
ちょっと手助けがあれば乗り切れる方などは、あえて生活保護を受けるのではなくほかの形で支えていくほうが良いかもしれません。
最近は廃棄される食品を寄付に回す企業なども増えてきています。
こうしたものをどのように困っている人に届けていくか、を考えていく必要があるでしょう。

世界の中にはまだまだ争いが起きているところもある

紛争

同じように世界にも目を向けていくことが必要になります。
世界の中にはまだまだ争いが起きているところもあり、生活どころではない場所もあるのです。
落ち着いて生活ができれば、新しい産業や経済の流れも生まれていきますが、それが難しい状況になっていると貧困から抜け出すことができないままになってしまうのです。
難民として他国に身を寄せる方もいますが、そこでの生活も難しいものとなります。
日本も他人事ではなく、難民を受け入れる側として考えなくてはなりません。
受け入れを断ることができない状況になった時、他国の方を受け入れてどのように生活させていくのか、その費用はどこから出すのかなどについて考えなくてはなりません。

他国や他の宗教への理解ということが求められていく

日本の場合、民族が一つでこれまではあまりほかの文化や宗教とのかかわりがありませんでした。
しかし、難民などを受け入れていく中で今後は他国や他の宗教への理解ということが求められていくことになります。
差別につながらないようにきちんと理解していく教育も必要となっていくでしょう。
この場合難しいのが、今まで日本では考えられなかった配慮が必要になることです。
文化的な習わしで食事やマナーが大きく異なってくると、それに対応しきれないことも出てきます。
その時にどう解決していくかも考えなければなりません。
食事を提供すればよいということではなく、その宗教に合わせた食事の提供なども必要になっていくかもしれないのです。

貧困は他人事として考えているわけにはいかない問題

そこまで背負うのか、背負わないとすればどのように支援をしていくのか考えていかなければなりません。
貧困は他人事として考えているわけにはいかない問題です。
放置していくことで、自分たちにも大きな影響が及んできます。
国内でも貧しいために犯罪者になってしまう方が後を絶ちません。
貧しい人を作り出してしまうことで、治安が悪くなり、危害を加えられるかもしれないのです。
同様にほかの国の方を多く受け入れていくと、その危険性はさらに高まってきます。
文化レベルも違う国からくる難民の方に、日本のマナーなどを知ってもらうことは難しいかもしれません。
例えばそれまで過ごしてきた国の状況によっては、所有権などへの意識が薄く、農作物はそこにあるのだからとっていいのだ、動物なども捕まえて食べていいのだ、と思ってしまう場合もあるのです。
満たされていればそこまでしないかもしれませんが、貧困状態にあれば簡単に犯罪に進んでしまうことは想像できます。

まとめ

関係ないからと放置していると、私たちの財産や生命が脅かされていくことになるのです。
今後もさらに政情不安などから難民は増えていくことが予想されます。
これまでの貧困状態に加え、さらにリスクの高い貧困が生まれてきているのです。
解決への取り組みを始めなければ、今の生活が脅かされることになります。

 

参考リンク
日本ユニセフ協会
貧困と世界の子どもたち|国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパン

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